説明ができると人生が豊かになる!
説明っていうのは人生においてものすごく大事なものです。
説明が上手だと
①人間関係が上手くいく
②仕事が上手くいく
私たちは普段からいろんなところで説明をしています。
「会社内でのプレゼンで企画・商品の説明」、「目的地までの道案内の説明」、「トランプのゲームのルールの説明」、「洗濯機の使い方の説明書」、「学校で先生は授業(説明)」、「昨日起きた面白いことをどうやって面白く伝えられるか(説明)」
・自社が販売している商品がどんなによいものか、上手く順序を立てて魅力的に説明できれば売り上げに繋がります。
・ミスをして、それを上司に伝える。これも説明の方法一つで受け方が変わってきます。
・トランプをするとき、ボードゲームをするとき、これもわかりやすい説明の順序があります。
・教えるということは、説明するということ。
・身の回りで起きたことを上手く人に説明できると、人と仲良くなれるかも。
説明が上手なだけでこんなにメリットがあって、人生が豊かになる!
でもゲームのルール説明と商品説明とじゃ、違うんじゃないの?、、そんなことないです。わかりやすい説明には共通点がいくつもあります。今回は一つ説明しましょう。
【大きなことから説明する】
例えば、人狼ゲームを知らない人に説明するとき。
一番大きな枠から説明します。
⓪「ある村に人間に化けた狼『人狼』が紛れ込みました。人狼は毎晩、村人を一人一人食い殺して行きます。村人たちは狼を見つけ出し、退治しなくてはなりません。」
①「人狼ゲームとは、人間に化けた狼『人狼』を村人チームが見つけ出すゲームです。」
②「このゲームは会話・嘘つきゲームです。村に紛れ込んだ人狼を、プレーヤーたちは話し合いで見付け出さなければなりません。」
②「このゲームには昼と夜の2ターンあり、1日目昼→1日目夜→2日目昼→のようにゲームが進んで行きます。」
③「昼のターン、プレイヤー全員は実際に話し合いをして、誰が人狼と疑わしいかを決めます。話し合いのあとに投票を取り、人狼と疑わしいプレーヤーを決め、そのプレーヤーを首吊りにします。(ゲームから除く)」
④「夜のターン、人狼は村人を一人ずつ殺します。(ゲームから除く)」
⑤村人が残り人数が、人狼と同じになる前に、村人が人狼を排除することができれば村人チームの勝ち。できなければ人狼チームの勝ちです。
説明のポイント
まず、初期の段階の説明では、特殊な役職(騎士、占い師、霊媒師)などの説明はしません。説明対象をできるだけ簡素化し、まずは最低限説明に必要な情報だけを使います。
次に大きな枠組みを説明。今回の場合は、どんなストーリー、どんなゲームなのか。
「人狼ゲームとは、村にまぎれこみ、毎晩人を食べてしまう人間に化けた狼『人狼』を、話し合いで村人たちが見つけ出す会話嘘つきゲームです。」
この一文で、人狼がどんなゲームなのかが掴めます。
ルールの説明は後回しです。まずは対象がどんなものなのか、この知識があるとのちの説明の理解のスピードが格段に上がります。
※ point2 : 抽象的な情報が先に来ると、具体的な説明の理解度が上がる。
人狼ゲーム説明の続き
⑦
⑧昼のターンの会話は自由です。誰かプレーヤーが仕切って会話を進めてもいいし。みんなで雑談でも構いません。
例えば「あなたは人狼ですか?」と訪ねたときの、反応や目線の動き、言動などからプレーヤーが人狼か、村人かを判断します。
⑨昼のターンの話し合いは時間を決めて行います(例えば5分)。話し合いの後、任意の方法で多数決・投票を取り、ゲームから排除するプレーヤーを決めます。このとき人狼は、自分が多数決で選ばれないようにしないといけません。嘘をつく、自分以外のプレーヤーに投票させるよう仕向けるなど。
⑩昼のターンに人狼を排除できなかった場合、夜のターンになり、人狼は喰い殺す(排除する)村人を一人きめます。
11. ここまでの人狼と村人、が基本ですがゲームには特殊な能力を持ったプレーヤーも参加します。騎士、占い師、霊媒師などです。
という具合に、大きい枠から、細かいところへ説明を移して行きます。
説明に入る前に、まずはイメージを掴んでもらうための説明をしましょう。
どうでしょう?少しは参考になりましたか?
次は
「具体的と抽象的の意味を理解する」を解説します。
全体の技術
・トピックごとに分けて書く(前回使ったことを、今回の応用に用いない)
・大きな枠(抽象的)な説明をしてから、細かい(具体的)説明をする。
・相手は何がわからなくて、何を知っているか捉える(わからないまま進めても理解度が遅い)
・相手を惹きつける話し方、話し順を考える
・具体的と抽象的の意味を理解する。
文章では
・かっこ()を上手く使う
・いらない接続文を省いて、行数を減らす。(伝えたい情報だけをまとめましょう。)